ネイティブ英語信仰よ、さようなら!国際共通語としての英語

 こんにちは。くるみ@tabijyoshi_comです。

ネイティブらしい英語を話したい!」恥の文化の日本人は、やはりこのように思う人が多いようですね。一種の信仰のように感じてしまうほどです。

 海外放浪を始めて5年。英語を必死に勉強して、日常で困らない程度には英語を話せるようになりました。英語を話せるようになって感じることは、英語を話せるようになるためには「ネイティブ英語なんていらない」ということです。

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そもそも自然な英語・ネイティブ英語ってなんなのか?

 そもそも自然な英語・ネイティブ英語ってなんなんでしょうか?

 アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・シンガポール...英語を第一言語とする国は12ヶ国人口約4億人公用語・準公用語とする国は54ヶ国人口約21億人

 その国ごとによく使われる表現というのは違いますアメリカ英語イギリス英語の区別があるのは有名ですよね。「ハリー・ポッター(Harry Potter )」の英語版もイギリス版とアメリカ版の2種類があります。第1巻「ハリー・ポッターと賢者の石」なんかはタイトルまで違います

こちらは、アメリカ版「Harry Potter and the Sorcerer’s Stone」

こちらが、イギリス版「Harry Potter and the Philosopher’s Stone」

 シンガポールの英語は「Singlish・シングリッシュ」と呼ばれててかなり独特です。

 これはかなりキツイ「シングリッシュ」ですが、こんな感じ。運転手さんが「シングリッシュ」、お客さんが「アメリカンイングリッシュ」を喋ってます。

 アメリカの中でも、南部訛りが有名ですが、ニューヨークとロサンゼルスでも違います

 以前私が、「Such a hassle!」(面倒くさい)アメリカ人のツレに言ったところ、「ニューヨークの人は使うけど、僕の田舎(シカゴから数時間の田舎)では使わない」と言ってました。同じネイティブのアメリカ人同士でも使う表現は異なるのです。

 このサイトの地図が面白いので見てみて下さい!

 イギリスもロンドン周辺・アイルランド。スコットランド・ヨークシャーと地方によって異なります。日本人が大好きなクイーンズイングリッシュを話すのはイギリスの人口のわずか3パーセントです(こんなこと言いつつ私も憧れてます)。「ハリー・ポッター」シリーズのハグリットの台詞を見てみて下さい。スコットランドの英語です。

 若い人と年輩の方でも違います。白人と黒人でも違います。ウォール街のビジネスマンとセブンイレブンのキャッシャーのお兄さんも違います。アメリカやイギリスは階級社会・格差社会なので、高等教育を受けた人と受けてない人の使う英語は異なります。

 サッカー選手のデビット・ベッカムは、昔は典型的なロンドンの労働者階級の英語(コックニー・Cockney)を話してたのですが、最近は上品(posh)ぶった英語になっているとメディアにからかわれていました。

 映画「ステップ・アップ」では、貧しい白人の主人公・白人のお嬢様のヒロイン・主人公の黒人の友人・上品な白人の女校長などが出てきます。使っている英語表現・話し方がそれぞれ違います。

 どれがネイティブ英語でしょうか?アメリカ標準英語でしょうか?ではどの年代・性別・コミュニティーの英語でしょうか?

 ネイティブ英語・自然な英語なんてものは決められないのです。

英語人口の8割はノンネイティブ

 さらに次の図を、ご覧下さい。

英語人口©くるみ

 2015年現在での英語人口の割合のグラフです。英語人口21億人のうち英語を母国語とする人は4億人。英語を話すうちの8割がノンネイティブです。

 あなたが英語を使う相手もネイティブとは限りません。海外旅行で英語を使いたいという人は、英語圏だけに旅行に行く訳ではないでしょう。ビジネスで英語を使うという人も、ビジネス相手はアメリカ人とは限りません。

さよなら、ネイティブ英語!共通語としての英語を身につける!

 「ネイティブ英語・自然な英語」なんて、不確かなものは忘れましょう

 あなたが学ぶべきなのは、ネイティブ英語ではなく国際共通語・国際標準としての英語です。

 難しい語彙やスラング満載のネイティブ英語というのは、ノンネイティブにとってはと〜っても理解しづらいです。流行や地域・年代で変わるので、身につけるのにも時間がかかりすぎます。海外で長年住み、ビジネスをして、何不自由なく英語を使っている人でもハリウッド映画を100パーセント理解することは難しいのです。

 シンプルな文法と簡単な単語を使った国際標準としての英語なら、ノンネイティブの人にもどの年代・地域のひとにも理解してもらうことができます。

共通語としての英語=教科書英語

 私は、日本の学校で使われている教科書に書かれている英語を話しておけば間違いがないと思います。特に中学校の教科書シンプルな文法・簡単な単語が使われていて、どの国・地域・年齢の人にも通じるかつどんな場面でも使える丁寧な英語だからです。

 よく中学英語がしっかりできれば英語は話せると言われますが本当です。ただその中学英語を使いこなせるまで身につけるのが難しいのですが。

 学校英語の有用性については、こちらの記事をどうぞ。

学校英語・受験英語は役に立たない論争について考えてみた
 こんにちは。くるみ@tabijyoshi_comです。「学校英語・受験英語は使えないから日本人は英語が喋れない」 頻繁にこういう主張を聞きますよね。 今回は、この主張は正しいのか...

 やたらアメリカで使われているスラングのフレーズばかりを覚えたがる日本人は多いです。そういうフレーズをまとめた本もたくさん出ています。でも、「What’s up?」みたいなアメリカの若者しか使わない英語を学ぶよりも「How are you?」のような広く英語圏やノンネイティブの間で使われ、ビジネスでも使えるものを使いこなす方が100倍役に立ちます。

 そして、最初のうちは、教科書に書かれている英語を話していれば少なくとも相手に失礼になることはありません。逆にビジネスの場で「What’s up?」なんて言ったら失礼になってしまいます。日本語だと取引先の人に「よっ」と挨拶してしまう様なものです。

 教科書にない特有の口語表現・言い回しなどは、英語を話しているうちに自然と身に付きます。英語を話せないうちから「自然な英語を話さなきゃ」と思う必要はないのです。

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まとめ

 「ネイティブ英語・自然な英語」なんてものにこだわらず、簡単な文法・単語で構成されているシンプルな英文を使いこなせるようにしましょう。簡単な英文が自然と出てくるまで何度も繰り返し音声を聞き、音声をまねて音読をすることをオススメします。

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